パンダ親子

パンダってどうなってるの?謎多き生態と笹だけの生活

「パンダといえば東京にある上野動物園」

わたしもそう思ってました。いつか上野動物園にパンダ見に行きたいなぁ~と。

ところが、上野動物園よりもパンダがいる動物園が和歌山県にあるんです。そのパンダの頭数はなんと、6頭!!!上野動物園はシャンシャンを含め、3頭です。

まさにパンダパラダイス、和歌山県のアドベンチャーワールド

パンダ

和歌山県の白浜あたりにある動物園・水族館「アドベンチャーワールド」。

ここはなんと、動物園と水族館が一緒に楽しめるのです。夢のようです。

アドベンチャーワールドにいるパンダは現在6頭で日本一のパンダ界大家族。上野動物園のパンダは中国から迎え入れることが多いようですが、アドベンチャーワールドのパンダはむしろ、成長すると日本から中国へ送り出すのだそう。

公式ホームページに掲載されている家系図を見ると、現在のママパンダ・良浜(らうひん)が産んだ子パンダの9頭中5頭は中国へ行っています。そして9頭も産んでいることにびっくりです。なんと初産で双子出産です。母は強いですね…。

パパパンダの永明(えいめい)には、亡くなっていますが良浜の前にも奥さんパンダ・梅梅(めいめい)がいました。梅梅も6頭のパンダを産んでいて、全頭中国へ行っています。

お気付きですか?なんとパパパンダの永明は、計15頭ものパンダのお父さんなのです。そのうち11頭は中国へ送り出してるんです。社会貢献ですね~。

しかも、2018年8月に赤ちゃんパンダ・彩浜(さいひん)が生まれて、今年で1歳。大きいのから小さいのまで、6頭もいて、可愛いにまみれたパラダイスです。

パンダは竹や笹ばかり食べてるけど、熊なので肉食という事実

肉

パンダって竹や笹が主食で草食動物だと思ってる方、多いのではないでしょうか?

パンダは熊の仲間なので、れっきとした「肉食動物」。なのに肉を食べる姿はほとんど見られません。

肉食動物の腸を持つパンダが、肉を食べず、どうして竹や笹だけを食べて生きていられるのでしょうか?

パンダの糞などを研究したところ、一般的な草食動物は食べたものの繊維質の消化を助けるために、長い腸である傾向があるようですが、パンダはそうじゃなかったんだそう。

しかも、竹や笹・草などに含まれる食物繊維である「セルロース」の分解や消化に働く酵素に対応する遺伝子が存在しないことが明らかになりました。これにより、「パンダの腸の中にはセルロースを食べて消化を助ける細菌がいる」という仮説が裏付けられました。

パンダは肉を食べられるのです、元々肉食だから。食べないだけで。ではなぜ、肉食なのに「草食」になったんでしょうか?

なんで笹?

笹パンダ

昔から「笹」だけを頼りにしていたわけではなく、はるかはるか昔、人類が増えるにつれて、パンダが住んでいた地域に人類がやってきて、その場所で過ごすことから追いやられたためなんだそう。人間が開拓したんですね。

それから新たに棲みついたその土地で、熊などほかの肉食動物と争って獲物を捕らなければいけなくなりました。

実は凶暴だと思われがちなパンダですが、基本的にはおっとりしていて穏やかな性格のため、争わなくてもいいように竹や笹・草など草食に適応したそう。

無駄な争いを避けるためにパンダ自身が、「肉食」なのに属性を「草食」に変えたということですね。平和主義者なんでしょうね。

パンダは毎日9〜18キロの笹を食べなければならず、1日のうちの16時間を食糧探しと食事に費やし、それ以外の時間はほとんど寝て過ごします。それは、緩やかな動きで無駄にエネルギー使わないためなんだとか。

そして驚くことに、ほ乳類にとってとても大切な栄養素をパンダは季節ごとに「自分たちの味覚を調節」し、笹を食べていることが研究で明らかになったそうです。

季節によって筍だったり、葉だったり茎だったりを食べ分けてるというわけです。

パンダの腸内環境の謎と栄養問題・妊娠と絶滅

親子パンダ

以上から、パンダの生息と腸・遺伝子などが独特で特殊であることがわかりました。まぁ、熊なのに肉食なのに草食でしかも笹しか食べないとなると、絶対何かある!と思いますよね。

ただ、いくらパンダの腸内細菌が独特だったり活発だったとしても、竹や笹から摂れる栄養分は不充分ですし、摂れない栄養分も多いはず。

そこで問題になるのが、【パンダの絶滅危機】。

パンダの妊娠は難しく、4歳から20歳の間で妊娠・出産が可能で長く感じますが、春の季節だけに限られるそう。

つまり、春に妊娠すると、赤ちゃんパンダはお腹の中で未発達状態で成長が留まることになります。でも食べるのは笹だけなので、カルシウム豊富な笹から栄養を摂取して、ようやく胎児の成長が再開します。カルシウムは、骨の発達と母乳のために必要な栄養素です。

熊の仲間のわりに栄養の乏しい食生活を送るのがパンダという動物で、しかもそれは「争いたくなかったから」。なんとも切ない…。そうした歴史もあり、絶滅危惧種の現在をパンダは予想しなかったでしょう。

なのにかわいらしい姿を見せてくれるパンダ。腸内環境について勉強もできましたが、なんとも切なくなりました。アドベンチャーワールド行ったら、泣いちゃうと思います。

でも、サファリ、マリン、プレイすべてが揃ってるテーマパーク、絶対楽しいこと間違いないです。

 

アドベンチャーワールド:〒649-2201 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399番地サイ